株損益概算(前日比)
カバーは−3万。
アベジャは+8万。
アイデミーは大きく変わらず。
ARアドバンスは+1万。
マクドナルドは+2万。
WTOKYOは−1万。
株式相場
雰囲気は悪くない。
雑談
ベストセラー作家でもある、超有名な精神科医のとってもためになるお話。
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「やっぱり、ボケにだけはなりたくないよな」
こんなことをいう人たちがいます。
あなたも、そんなふうに思っていませんか。
しかし、晩年にボケることは、決して不幸なことではありません。
私は、高年者専門の精神科医として、これまでに認知症の人々を多く診みてきました。
たしかに、認知症が進行すると、子どもの顔まで忘れてしまうといったことが起こります。
しかし、ご家族は悲しい思いをするかもしれませんが、本人はあんまり気にしていません。
忘れていることも忘れてしまうからです。
よいことも忘れますが、嫌な記憶も忘れられるので、その日その日をニコニコと過ごされる患者さんがほとんどです。
そして、同じホームで過ごす仲間たちと、互いに通じていない言葉で、なんとも楽しそうにおしゃべりをされています。
これを老年精神医学では「偽会話(ぎかいわ)」と呼びます。
そんな、朗らかでのどかで幸せそうな姿からは、「最後には、人は無邪気だった頃に戻れるんだなぁ」と、老いる幸福を教えてもらえます。
反対に「不幸になる老い方」があります。
それは「老人性うつ」を発症することです。
老人性うつとは、65歳以上の人に起こるうつ病のことで、私は、高年者の病気の中で最も怖いものではないか、と感じています。
この老人性うつは、65歳を過ぎると発症リスクが高まります。
発症すると、老いる幸福感が奪われます。
来る日も来る日も不安から逃れられず、身体的な不調も続きます。
大変につらい日々が続くことから、自らを死に追い込んでしまう人も多くいるのです。
多くの皆さんは、年を重ねると、体や脳の老いばかりを気にしていますが、感情の動きが失われるといった「心の老い」も問題です。
そこで、心も全身の老いを受け入れて、余裕を持ったよい年の取り方をしていきたいものです。
これを私は「心の老い支度」と呼んでいます。
心の老い支度ができれば、老人性うつを、かなりの確率で防げます。
認知症は防げませんが、認知症への恐怖は消えます。
多くの人は、晩年の人生をよりよく生きるためには、「不自由しないくらいのお金が大切」、あるいは「健康な体こそ大切」と考えます。
しかし、65歳からの人生に心の健康より大事なものはない、と私は声を大にしていいたいと思います。
そこで、まず実践していただきたいのが、「外に出て、日光に当たる時間を長く持つこと」です。
散歩をするのでもいいですし、ゴルフやガーデニング、パートナーや友人とのお出かけや旅行を楽しむのでもけっこうです。
とにかく、外に出かけましょう。
なぜなら、日光に当たることで、心の老い支度において最も重要なセロトニンが、神経から多く分泌されるからです。
セロトニンは、幸福感を伝える神経伝達物質で、「幸せホルモン」とも呼ばれます。
このセロトニンの分泌量が、人の幸福感を左右しています。
たくさん貯金があるのに、自分の足で歩ける体があるのに、家に引きこもりがちになり、自分を「不幸」と思い込む人がいます。
これは、セロトニンの分泌量が少ないことが一因です。
セロトニンの分泌量が減れば、今ある幸せに気づきにくくなります。
反対に、積極的に外へとくり出して、「お金がなくても、毎日楽しいし、とっても幸せ」と、ドーンと構えて暮らす人もいます。
ささやかな出来事に幸せを感じられることにも、セロトニンの分泌が関与していると考えられます。
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ボケてしまったら必ずしも不幸せ、ってわけじゃないってことね、なるほど。
何が大事かって、とにかく外に出て、太陽の光を浴びて、セロトニンを出して、幸福感を存分に味わいましょうってことね。
コロナ前から活発的に外出していた人であっても、コロナのせいで多かれ少なかれ、以前よりは外出回数が減ってしまったかもしれない。
コロナ前から出不精の人は、コロナのせいで、さらに出不精になってしまったかもしれない。
だけども、それが実は、これからの人生に大きなマイナスを及ぼしてしまうかもしれないってことよな。
晩年も幸せな生活を送りたいなら、外にバンバン出ていきましょうってお話。