株損益概算(前日比)
エフ・シー・シーは+22万。
下方修正なのにここまで上がるとは。いくら悪材料出尽くしっていっても。
オルトプラスは+7.1万。
こちらもいい感じ。増担のままの方がいいと思うのだが。
株式相場
まだまだ強い。
雑談
2019年11月1日、取引時間中にインパクトのあるニュースが。
「住友商事の下方修正と減配」
配当を従来計画から10円減配。
といっても、実は記念配の関係もあるので、配当額の減り方自体は大したことない。
注目すべきは。
下方修正でも、配当額の問題でもない。
高配当株の代表と呼べるような企業が減配をしたこと。
このことが意味するのは?
高配当を売りにしてきた大企業であっても「減配はありえる」というモデルケースを作ってしまったということ。
何年か前、ある大企業がリストラを発表。
当時はリストラなんてありえないと、世間から批判を浴びた。
しかし、今となれば、どんな大企業でもリストラは当たり前。
社員に遠慮なんてない、いや、生き残るためには遠慮なんてしていられない。
それと同じ。
株主に対しても、これから遠慮はなくなっていくということ。
つまり。
これからは、誰もが思いつく「ザ・高配当株」だって、減配が起こりうるということ。
さて、そんな話を踏まえて。
株関係の情報誌を見ていると、オススメ投資法として必ず出てくるものがある。
「高配当株を長期で持ち続けるという投資法」
誌面タイトルには、このように書かれている。
・高配当株の長期投資が間違いない!
・高配当優良株の長期投資法は最強!
オススメ理由は3つのポイントでまとめられている。
・過去に好パフォーマンス
・長期投資の良さは統計的に証明されている
・再現性が高い
株の情報誌でイチ押しの投資法なんだね!実際に多くの人がやっている投資法なんだ!じゃー、間違いないということか!
果たして、本当だろうか??
例えば。
高配当株投資法をやっているなら、必ずと言っていいほど、ポートフォリオに組み込まれている銘柄が一つある。
JT(日本たばこ産業)。
なぜ組み込まれているかって。
・配当が抜群に良い
・連続増配
・これまで一回も減配していない
・筆頭株主が国(財務大臣)
・タバコ業界世界3位
なるほど。
それでは、JTの株価推移を見てみよう。
直近5年間の月足チャート。
見事な右肩下がり。
5年前に買っていたとしたら、けっこうな含み損。
もしも、こんな状況で減配発表があったなら。
高配当株でなくなるわけだから、高配当株投資法として持ち続けることはできない。
売るしかない。それなりの含み損なのに。
それでは、何が言いたいかといえば。
高配当株であろうとも、株価が下がるときは下がる。
高配当株が高配当株でなくなる可能性をしっかり認識しておいた方がいい。
高配当株を買うという投資法が間違いないと思わない方がいい。
最後に。
昔、投資関係の本に「たばこは健康に害を及ぼすから買わず、たばこの株式を買え」と書いてあり、上手いこと言うな~と思ったことがある。
今となっては「たばこは健康に害を及ぼすから買わず、たばこの株式は含み損により精神に害を及ぼすから、こちらも買わないように」となってしまったような。