株損益概算(前日比)
持ち株無し中。
株式相場
今日のマザーズ、もうこれは事件って感じ。
雑談
夜、帰宅すると、奥さんから、今日は授業参観だったのよと、一応、しっかりやってたわよと。
それはよかった。
あー、授業参観かー、そういえばー。
3年前くらいか、奥さんから聞いたおもしろい話を思い出した。
子供の授業参観に行ってきたと。
「この問題分かる人、はい、手を上げてー!」
こんなときの子供たちってのは、大体において。
カッコいいところを是が非でも親に見せたいから手は上げておきたい、もしくは後で怒られるのがイヤなので手を上げざるを得ない。
だけど、さすがに分からない問題だったときは、上げられない。
控えめにこっそり上げるという選択肢もなくはないが、万一指されてしまったらアウトなので、やはり上げられない。
だから、難しい問題になればなるほど、手を上げる子は当然少なくなるわけだが・・。
その日、奥さんが見た光景は。
クラスの全員が全員、元気に手を上げ、笑顔で声を張り上げ。
「はい!はい!はーい!」
どんなに難しそうな問題であっても。
しかし、だからこそと言ってもいいが。
先生も子供たちもみんな楽しそうで、教室内の熱気というか、盛り上がりがすごかったと。
ただ、よくよく思い返せば、指されて間違って答えた子は一人もいなかったな~と。
奥さんの話はまだ続く。
その数日後にママ友と授業参観の日の話になったそうで、そのママさんは子供から裏話を聞かされたと。
裏話?
私はピンときた!
もしかして。
そっかー。
完璧な予行練習をしていたのかー。
授業参観まるまる分の時間を使ってー。
出る問題も、先生が指す生徒も、全て仕組まれていたってことなのかー。
ちょっと待てよ、それ、明らかに不正じゃないかー!
さすがに問題だろー!
先生としてどうなんだー!
いやいや、違う違う、そんなことするわけないでしょと。
ん?
そんなの教育者としありえないでしょと。
まあ、確かに。
それに、子供たちだっていくらなんでもそんなの望まないだろうし、ズルするみたいで嫌がる生徒だって少なからずいるわよと。
うん、そうだよな、興奮しすぎた、ごめん、ごめん。
じゃー、裏話って?
授業参観が始まる前に、先生が子供たちに一言だけ伝えたんだって。
「みんなー、お母さんにいいとこ見せような!もし自分が分からない問題だったら、左手を上げてな!指さないから」
なんと。
これだって、立派な不正じゃないかって言う人もいるかもしれない。
しかし、私はむしろ。
こんな先生に習いたかったー。
先生ステキー。
これ、誰一人イヤな思いをせず、みんなハッピーになれるじゃん。
「はい!はい!はーい!」
全員が楽しそうに、笑顔で声を張り上げる教室。
それを見た親は誰もがきっとこう思うはず。
雰囲気いいクラスね。
それに。
あの子、意外としっかりやってるじゃないの。
そして。
授業参観を無事に終えて、学校から走って帰ってきた我が子は言うわけだ。
「あー、あの難しい問題の答え分かってたのになー、お母さんにカッコいいとこ見せたかったのにー、何で先生指してくれなかったんだよー、ちぇっ、ざーんねん」
って。