株損益概算(前日比)
優待系は-1万。
短期用エフ・シー・シーはー1.3万。
短期用パラカは+3000円。
新規優待系で魚力100株寄りで買い。
株式相場
さすがに出来高少ないから、上下に激しかった。
ただ、引けでは戻ってきており、来週は期待できる。
雑談
神奈川県横浜市に本社を構える「オーケー」というスーパーがある。ただのスーパーではない。
ある統計で日本版顧客満足度指数「スーパーマーケット部門」(2017年度)1位となっている。しかもこの部門で7年連続。何がすごいか。
◇安い
・安くできる理由は、商品数を極端に絞り込む仕入れ。商品数を絞り込んで大量に買うから、安く売ることができる。当然選別力が重要なので、何か秘策があるのだろう。
商品数を絞るというのは「ジャムの法則」が基本になる。
分かりやすく言えば、店頭に6種類のジャムを並べた場合と24種類を並べた場合、6種類のジャムから選んで購入した人が圧倒的に多いというもの。
人は選択肢が多すぎると迷って選べない。また多すぎるとストレスがたまってしまうらしい。
・お客さんから「このお菓子、あっちの店の方が安いよ」と言われれば、値下げする。家電量販店では見かけるが、スーパーでは聞いたことがない。
◇経費削減
・オーケーはチラシに他社ほどお金をかけない。なぜか。いつも安くしていて、特売をやらないから。
・レジ袋が他店に比べて高い。どうなるか。自分で商品を入れるバッグを持ってくる人が多くなり、店はレジ袋の経費を抑えられる。もちろん、集客力があるからできる技。
店舗をテレビで見たことがあるが、出口近くに段ボールが山積みになっていて、お客さんがその段ボールに商品を入れて持って帰っていた。これ、店は段ボール処分の手間がなくなるから経費削減の一つになる。
◇お客さんからの信頼
・オネストカード、通称正直カードというものが商品前に貼ってある。
「天候不順の影響で、今日は品質が落ちてます」「来週くらいから値上げになるかもしれません」などが書かれている。
普通こんなこと書かないよね。こういう部分でお客さんから信頼を得ている。
では、株の話。この会社上場していない。非上場。
しかし、株式は発行している。2007年から3年間は店舗にて販売を行っていた。ただ、それ以降は行っていないとのこと。
確認したところ、2018年7月現在、新規株式発行の予定はないらしい。
また、前回記事にしたさくら住宅とは異なり、持っている株式を売りたい人がいた場合でもオーケーが買い取るのみで、それが新たな購入希望者には流れることはない。
なので、基本的には会社に特別な何かがあって、新規株式発行とならない限り、買うことができない。
2007年~2009年に買われた方々は、プラチナチケットを持っているということになる。
しかし、この方々は十分満足しているというわけではないだろう。なぜか。そう、いまだ上場していないから。
当時、上場を見越した利益目的で買って、遅くても5年後くらいには上場という気持ちが多少なりともあったはず。
今は2018年。10年以上・・・。
未公開株はとても夢があるが、このようなケースはあるので、期待しすぎにはご注意。
余談として、この会社の会長は五人兄弟の三男。なんと二男は居酒屋チェーン「天狗」の創業者で、五男は「セコム」の創業者。まさに華麗なる一族。すごい!
最後に、このオーケーの会長様。こんな家系の実力者というのもあり、当然まだまだ会社への影響力は甚大。
しかし、相当な高齢のお方。そろそろ隠居生活でのんびりされたい頃では。
そのときがきた場合、これは会社にとって、特別な何かのときかもしれない。