40代サラリーマンの優美なる株投資ブログ

40代サラリーマンがブログを始めたら何が見えてくるか

 
 

コロナ禍が去った以降もテレワークでよいのではないか、というのは素人の考え方

 

 

株損益概算(前日比)

ひろぎんは-1万。

 

メンタルヘルスは大きく変わらず。

 

株式相場

方向性がさっぱりな相場。

  

雑談

ちょうど2年ほど前、コロナによって、テレワークという働き方が一般化された頃、こんなネット記事を見つけブログにしたのだが、今まさに、いろんなところで言われていることが・・・。

 

著名な文筆家である古谷経衡さんという方のお話。

 

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私は商業ライターとしてデビューしてから今年で10年になるが、その間、誰に言われるまでもなくテレワーク(在宅勤務)を励行してきたプロ・テレワーカーである。

 

コロナ禍ですっかり労働者に定着したテレワークであるが、通勤というストレスから解放された多くの労働者は、テレワークの何たる素晴らしさ、何たる便利さ、何たる自由さに狂喜した。

 

しかし、それは最初だけである。

 

長期にわたるテレワークは、確実に人間の精神を蝕む。

 

代り映えのしない自宅風景。公私の境界の不明瞭さ。そして日常と非日常の混濁である。

 

いくら通勤がストレスだと言っても、人間の脳は無意識に車窓の風景、車内の光景、乗客の雑談等を処理し、取捨選択している。

 

自室という密閉空間で、この刺激がなくなると人間はどうなるのか。

 

すなわち急速な感情の劣化や興味の喪失、認知機能の低下である。

 

つまり、鬱状態である。 

 

人間が密閉空間に長時間閉じ込められることにより、どのような心理変化が起こるのかという研究は、著名なところではスタンフォード監獄実験がその筆頭である。

 

密閉空間における長期滞在は、正常な人間の精神をマヒさせることがはっきりとわかっている。  

 

テレワーク最大の敵とは、作業効率の高低ではなく、人間の精神力の劣化である。

 

私が10年テレワークをして痛感した最大の課題も、代り映えしない日常風景にどうやって色彩を与えるのか、その一点に尽きる。

 

テレワークは時間の感覚を鈍らせ、有形無形の受信情報の低下により、何の対策もしなければすぐに抑鬱傾向が顕著となる。

 

そしてそれは、結局のところどのような処方で軽減されるのかというと、本末転倒であるが、

 

移動の採用である。

 

仕事場をラブホテルや旅館に移す。目的はないが車で遠隔地まで走ってただ帰ってくる。外食、旅行を頻繁に行う。ぶらり散歩やウインドーショッピング、独り居酒屋も良い。

 

こういうことをしないと、本当に精神が参ってしまうのである。  

 

結局のところ、完全なるテレワークというのは無理だという結論に達する。

 

人間は適度に移動しないとダメになる生き物だ。

 

出勤自粛をしてテレワークを推奨し、姑息的にそれを導入するのは賛成だが、テレワーク素人が一朝一夕にそれを長期間こなすのは至難の業である。  

 

コロナ禍によって、オフィスでできる作業が自宅でできるのなら、コロナ禍が去った以降もテレワークでよいのではないか、という楽観論も耳にするがそれは素人の考えである。

 

コロナ禍が去ったのなら、労働者は速やかに職場に復帰し、通勤体制に服するべきである。

 

またストレスの日々がやってくると思うが、実は職場への移動がなくなった時、人間は本当のストレスに苛まれるのだ。

 

テレワーク10年の私が言うのだから間違いはない。

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来年くらいから、オンラインからオフラインへの回帰は大いにありえるかも。