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IPO取引法第96条「即金規制の値がさIPOはリスクの高さを考慮し初値買いは不可とする。但し50万損切りする覚悟がある場合はその限りではない」

 

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株損益概算(前日比)

アンジェスは+5.6万。

 

株式相場

日経も新興もいい感じ。

 

特に注目ポイントなし。

  

雑談

IPO取引法第96条にはタイトルのような条文が明記されている。

 

サレテイナイ。ソンナホウワナイ。

 

さて、「即金規制」というものを分かりやすく言えば。

 

新規上場銘柄が、上場日に初値がつかず、翌日へ持ち越しとなったときに適用される規制。

 

翌日買いたい場合には、証券会社の口座の中に「現金」が入っていなければ買うことができない。

 

そんな規制がかかった、まして初値が100万を超えてくるような、いわゆる値がさのIPOを初値で買ったとして、儲かるかどうかというのは完全に「運」でしかない。

 

しかも、「運」でしかない上に挑戦して負けたときのリスクはあまりに大きい。

 

ただし、2019年3月初旬から中旬という短い期間だけは、ほんの少しだけ勝つ確率が高く、もし負けたとしてもほんの少しだけリスクが軽減されたかもしれない。

 

なぜか?

 

IPO市場が明らかに好調だったから。

 

では、どこで好調かどうかを判断できたのかといえば?

 

事前予想で公募割れする可能性もあった新規上場の2銘柄が強かったから。

 

具体的には「日本国土開発」と「ダイコー通産」。

 

公募割れどころか、それぞれ公開価格を「22.3%」と「12.4%」も上回った。  

 

これでIPO市場が明らかに好調だと分かった。

 

そして、例年3月は月末までIPOラッシュになるのだが「初値買いの買い疲れ感」のようなものが出てこない3月中盤までが狙い目になる。

 

ちなみに、例年3月は配当や優待付きの銘柄が他の月に比べ断トツで多いため、これらにお金を使ってしまう個人が多い。

 

これは、「現金」を用意できる個人が少ないことを意味する。100万円以上クラスの値がさ銘柄であればなおさら。

 

だからこそ逆に、機関投資家ら大口はこんな個人の弱いところを狙って儲けようとするのだ。

 

つまり。

 

IPO市場が明らかに好調だった3月初旬から中旬までに上場する、値がさのIPO銘柄が狙い目だったということ。

 

その条件を満たした銘柄はたった1つだけ。

 

「サーバーワークス」

 

しかし、この銘柄でさえ初値で買っても、初値がついた日の翌日午前10時までに売っていなければ、利益が取れなかった。しかもその日の引けで売っていたら、15万の損失だったという。

 

ということでまとめると。

 

即金規制の値がさIPO初値買いはリスクが高すぎるので、してはいけない。

 

なんだかんだごちゃごちゃいろいろと書いたが、結局のところ、もし勝てたとしてもそれはただ「運」がよかっただけ。

 

経験のために、もしどうしても買いたいというならば、最悪50万くらい吹っ飛んでもやむなしという覚悟がなければ、買ってはいけない。

 

最後に、SBI証券では即金銘柄の買い注文を出す際、口座に現金があるにも関わらず「現金がありません」というような表示が出てきて注文ができない場合がある。

 

これはお金がハイブリッド預金に入っているから。

 

SBI証券の口座内で『住信SBIネット銀行「即時決済サービス」』から入金という手続きをすればすぐに解決するのでご安心を。

 

いやいや、即金銘柄は買わないのが一番ご安心だ。