損益概算(前日比)
優待系は-2万。
短期用パラカは-1.6万。
地合い悪いな~。買おうと思っている銘柄はあるが、さすがにこの相場では買えない。
相場
アメリカ・中国関係を理由とした日経平均上下の動きはどうでもよくて、それよりもマザーズチャートが落ち着いてこないとなかなか厳しい。
雑談
「家を売るときは当社にお手伝いさせてください」という不動産仲介営業を、昔少しだけかじったことがある。
そのときの同僚が、今は大会社の統括部長というすっかり偉くなりやがっておりまして、夏季休暇で久しぶりに食事を。
経済雑誌・週刊誌の薄っぺらな不動産情報より、現場の生の情報が聞けておもしろかった。
今、この業界で業績が良く、かつ安定しているのは、昔から変わらずイケイケ営業の関西系大手だという。
ちなみに、スマート系大手はトップの迷走で試行錯誤しすぎて、昔より全然だめらしい。よくある話。
さて、その関西系大手の話。
「家を売るときは当社にお手伝いさせてください」と聞いて、どこの会社を思い浮かべるだろうか。
われわれより上の世代が真っ先に思いつくのはおそらくこの一社。
なぜか。
毎日のように家のポストにチラシが入ってるから。
家の売り買いに全く興味ないときは、クレームを入れたくなるレベルのチラシ回数。
しかし、いざ売ろうかなと思ったときには、
まず、真っ先に思いつく。
あれだけの回数入ってるのだから、しっかり読んでなくても、会社名だけは頭にすり込まれてるからね。
そして、味方にしてしまえば、これだけ心強いことはない。
いやというほど自分がくらってるわけだから、あの回数やってくれれば、早く高く売ってくれるだろうと。
驚くべきはこの地道なポスティング営業手法を何十年前から「変わらず」続けているということ。
何でもかんでもスマホで済ましてしまう若者は、いやいや、そんなチラシなんて見ねえし。ポストにチラシって、やり方、古っ!と思うかもしれない。
そう、ターゲットが若者なら成り立たない。
しかし、ターゲットの中心がわれわれより上の世代となれば、話は別なのだ。
ネット全盛になった数年前くらいから、他の不動産会社は、紙広告の量を大幅に減らしてきた。
ただ、この会社は変えなかった。そして、
大手含めた多くの不動産会社が紙広告を縮小したことにより、競争相手が勝手にいなくなってくれたという状況が起きた。
とはいっても、その会社だってチラシだけでやっているわけではないし、チラシにしても全て外注にして、いわば楽してやっているわけではもちろんない。楽どころか・・・。
自らチラシを作って、自ら印刷して、自分とパートの人と合わせて最低週3、一軒一軒ポスティング。
ときに怒鳴られ、ときに犬にほえられ、ときに警官から怪しい目で見られ。
かつ、自分の担当エリア内で食事して、お茶して、髪切って、どこかしこで名刺渡して。
そんな苦労が実り、あるとき、どこかのおばあちゃんから電話が入ることになるのだ。
「自宅を売ろうと思ってるんだけど、あなたのチラシがいつも入ってるから、あなたに任せるわ。チラシの顔写真ハンサムだしね。高く売れるようにがんばってくださいね」