株損益概算(前日比)
一旦持ち株無し中。
株式相場
昨晩のアメリカの値動きを考えれば、このあたりで落ち着いてくれてもおかしくない。
雑談
名刺なんてもう古すぎ、いらないよという人がいる。
特に、サラリーマン世界とは縁が無いところで仕事をされている方々。
名刺不要の主張を分かりやすく言えば。
・SNSで知り合いSNS上で自己紹介しあった人と会って、そこから仕事が始まるわけだから、名刺なんていらない。
・SNSをやっていない人と仕事をする場合はどうするかというと、そんな人はそもそも仕事ができるわけないので、会う価値はないから名刺なんていらない。
おー、なるほど。こんな発想があるのかと勉強になる。
さて、それはそれとして、実は名刺の市場自体は全く落ち込んでいないという。
なぜか。
大多数を占める金融関係・製造関係などいわゆる昔ながらの企業体制が全く変わっていないから。
それはそうだ。身近な会社や取引している会社で「うちは名刺を廃止しました」なんて聞いたことない。
それどころか、相手に覚えてもらうため、インパクトを与えるため、誰も持っていない個性的な名刺を作りたいという需要なんかは多くあるらしい。
3年ほど前、少し話題になったが、日清食品のカップヌードル型の名刺などがそんな代表。
そして、ある会社は名刺をクッキーにしていた。印字してあるクッキー。
いやいや、クッキーにしたら、相手に渡って食べられたら忘れられてしまうじゃないか!
その会社は、名刺クッキーとは別にアプリ上でも名刺交換しているから大丈夫。
なるほど。しかし、3年前にアプリ交換とはなかなか最先端。
最先端、それもそのはず。その会社こそ。
名刺のCMでおなじみの「Sansan株式会社」だ。
仕事内容を一言で言えば、法人向け名刺管理サービスと個人向け名刺アプリを提供している会社。
近年、上場が噂されているだけあって、そのシェアと導入企業数が半端ない。
2018年11月30日、株式会社シード・プランニングが実施した法人向け名刺管理サービスの市場動向調査によると。
業界シェアの82%を占め、6年連続となるナンバー1。
導入企業社数は大企業や官公庁を筆頭に、2018年11月時点で7000社。
単なる「名刺情報のデータ化」という枠を越え、組織内での人脈共有・顧客管理・マーケティング活動への応用等、名刺を企業の資産に変えることにより、組織活動の可能性を広げているという。
ちなみに、2017年にゴールドマン・サックスが同社に20億円出資している。
そして、ゴールドマンは同じく名刺管理ソフトのウォンテッドリー(上場済・3991)にも出資している。
つまり、この分野を成長分野と見ているということ。
最後に、このSansanの社長は、仮に紙の名刺が無くなってもかまわないと言っている。
理由は、名刺を電子化するノウハウを世界一持っているのは、当社だからだと。
名刺は姿を変えたとしても、ずっと出会いを支えていくのだろう。
今後も成長していく姿しか考えられない。上場が楽しみだ。