株損益概算(前日比)
マクドナルドは−3万。
株式相場
今日は下げるだろうって思ってた人が多かったはず、でも、何が起こるか分からんから相場はおもしろい。
雑談
私は七面鳥。
生まれたときから自由だ。
住まいはそれほど広くないが、毎日動きまわって遊ぶことができる。
誰にも怒られることないから、ノーストレス。
それに。
なんていっても食事が最高。
いつも栄養満点のものをたっぷり与えてくれる。
だから、「人間」には感謝しかない。
「人間」はなんて優しいんだ。
あー、幸せ。
ところで、最近、心なしか出てくる食事量が少し多くなってきたような。
そのせいでかなり太ってしまった。
まあ、別に大した問題じゃないけど。
これからも自由に、何の悩みや苦しいこともなく、生きていくさ。
そんな幸せな生活が続いたある日のこと。
街で盛大に行われる感謝祭を明日に控えた午後。
なんの前触れもなく、それは起こる・・。
「人間」が近づいてきた。
あれ、夕飯にはちょっと早い時間なんだけどなー。
ん?
なんか手に持ってる。
包丁?
・・・
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うん、なかなか怖い話よな。
これは昔少しだけ話題になったとある話を、極端に分かりやすくアレンジしたものなんだけど。
あのー、七面鳥の人生(鳥生)をだね、チャートで表すとこうなる。
つまりだ。
七面鳥は、「人間」に生かされていたわけね。
さて。
投資家はあるとき、株式相場というものに出会う。
もちろん負けることもあるが、基本的には「相場」を楽しんでいる。
とんでもないお金を「相場」からいただけることもあるわけで。
大損だけはしないように細心の注意を払いながら「相場」を楽しみ、幸せな日々を過ごしている。
だが、もし。
なんの前触れもなく。
想像もできないような、とんでもないことが「相場」で起こったとしたら?
その結果、突然、投資資産なり含み益がゼロになってしまったら。
あのー、その投資家の資産をだね、チャートで表すとこうなる。
つまりだ。
私たちは、「相場」に生かされているってわけね。
このチャートの例ってのは、本の中の空想の話とかでは全然なくて、リーマンショックやFXのフラッシュクラッシュなど、実際、過去にたくさん起きてるわけ。
これが、信用取引の怖さよな。
そんなんを踏まえて、投資家なら知っておくべき言葉が一つあって。
「ブラックスワン」
これは、マーケットにおいて事前にほとんど予想できず、起こったときの衝撃が大きい事象のこと。
従来、すべてのスワン(白鳥)は白色と信じられていたが、オーストラリアで黒いスワンが発見されたことにより、鳥類学者の常識が大きく覆されて、これにちなんで、確率論や従来の知識や経験からは予測できない極端な事象が発生し、それが人々に多大な影響を与えることをブラックスワンと呼ぶと。
まあ、一昨日のやつなんかは、予兆もほぼ無く、そこまでの明確な理由がないにもかかわらず起こったことなので、まさにコレなんじゃないかと。
最後にもう一度。
あなたは七面鳥。
ずっと幸せだった。
永遠に続くと思っていた。
ある日、優しいと思っていた人間が近づいてきた。
なんの前触れもなく、それは起こる。
包丁を振りかざされ・・・
何が言いたいかと言えばだね。
2024年7月11日に日経平均が史上最高値をつけ、投資家さんたちはみんなけっこう幸せで、そして、心のどっかでこんな平和な相場がずっと続くと思ってたわけだけども。
なんの前触れもなく、それは突然起こり、絶望したっていうね。
そう、だから、結局、私たちは「相場」に生かされてるだけなのよな。