40代サラリーマンの優美なる株投資ブログ

40代サラリーマンがブログを始めたら何が見えてくるか

 
 

不倫小説の修羅場を読むたびに「今、この平凡な日常はなんて幸せなんだろー」って本気で思う けども・・

 

 

株損益概算(前日比)

ひろぎんは+1.2万。

 

吉野家は大きく変わらず。

 

エニーカラーは+5万。

 

株式相場

800円も上がった感じが全くしない相場。

  

雑談

私は不倫小説が好きで、これまでかなりたくさん読んできた。

 

まあ、そんな小説なだけに、最終的にはほぼほぼバレてしまい、修羅場にって結末ばっかりなんだけどさ。

 

ちなみに、つい最近まで読んでたのも、またすごい修羅場で。

 

女性の方が不倫してて、バレたときのシーンなんだけど。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

ノックもなしに傍らのドアが開いた。

 

真顔の大林が立っていた。

 

「奈津」

 

声が、激しく震えている。

 

ぎょっとして、「どうしたの?」

 

訊き返すより早く、かぶせるように言われた。

 

「奈津、浮気してるの?」

 

一瞬おいて、心臓から胃にかけて真っ白になったような気がした。

 

「ねえ、ほんとのこと言ってよ」

 

大林が三歩、四歩と近づき、奈津の座っている回転椅子の背もたれと肘掛けに手をつく。

 

キャスター付きの脚が、ぎし、と軋む。

 

声だけではない、全身がぶるぶる震えているのがわかる。

 

うなだれるように顔を伏せたまた、彼はうめいた。

 

「怒らないから、ほんとのこと言って」

 

頭ががんがんして、何も答えられない。

 

どうしてバレたのだろう。

 

もしや、カマをかけられているだけか。

 

答えずにいる時間が長いほど、認めているも同じことになる。

 

浮気なんかしてない、と言え。

 

嘘でも怒ってみせろ。

 

全身全霊でしらを切り通せ。

 

そう思うのに、舌が金縛りに遭ったように動かない。

 

 

きびすを返し、奈津の部屋を出てゆく。

 

玄関のキーボックスから鍵束を取る音がした。

 

さすがにぎょっとなり、慌てて覗きにゆく。

 

「どこへ行くの?」

 

「さあね」

 

大林はこちらを見ない。

 

自分の部屋へ行き、煙草と携帯をポケットにねじこむ。

 

「お願い、せめて、行き先だけ教えといて」

 

「なんで」

 

「なんでって、心配だからに決まってるでしょう」

 

大林が、ふっと鼻でわらった。

 

「よく言うよ。あなたは、いつもそうだよね。いつだって、自分の都合しか考えてない」

 

突き刺さった。

 

その通りだ。

 

心配なのは本当だが、それも、こんなことが原因で彼に死なれたりしてはたまらないからだ。

 

「連絡させてもらうから、そのつもりで」

 

「は?」

 

「あいつにだよ、俺から電話するから」

 

心拍がはね上がる。

 

具体的なことを言われて、今ごろ危機感が押し寄せてくる。

 

「ちょっと、何言ってるの。やめてよそんなこと」

 

「あのさ。さっきも言ったでしょ。俺はあなたの夫なんだから、そうするだけの権利があるんだよ。あいつの職場に電話して、編集者とか呼び出して、あいつのしたことを洗いざらい全部ぶちまけてやる。でなきゃ直接、怒鳴り込む。だってそうでしょ。女房を寝取られて、このまま黙ってられるわけがないんだからさ。俺、何か間違ったこと言ってる?」

 

「お願い、ねえ、馬鹿なことはやめてよ」

 

「だからさ、何言ってんの?あなたにそんなこと言う権利あるとでも思ってんの?隠れて浮気したのは自分でしょ」

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

いやー、まさに地獄絵図。

 

こんなの、自分に起こったらって考えたら、恐怖でしかない。

 

もし自分が不倫してて、相手のご主人から突然電話がかかってくるとか、職場に突然来られるとか、上司にぶちまけられるとか、もう人生終わるわ。

 

だからさ、こんな修羅場を読むたびに、毎回必ず思うことは。

 

「不倫なんてしてなくてマジでよかったー」って。

 

「今、この平凡な日常はなんて幸せなんだろー」って。

 

そう、本当に。

 

けどもだ。

 

そうなんだけどもさ・・

 

小説読んだ3日後くらいに、取引先のキレイな女性と話す機会があるとするでしょ。

 

毎回必ず思うことは。

 

イイ関係になりたいなーって・・・。

 

修羅場のシーンなんてすっかり忘れちゃうのよな。

 

おれなら絶対バレないようにうまくやれるって思っちゃうのよな。

 

男ってダメよな。

 

って、私だけか・・・。