40代サラリーマンの優美なる株投資ブログ

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シャトレーゼの上場 凄腕の創業者で、かつ2022年には88歳になるからこそ・・

 

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株損益概算(前日比)

イオンオールは-3.4万。

 

伊予銀行は-4.5万。

 

株式相場

ん~、そう簡単には落ち着かないかって相場。 

  

雑談

2021年に銘菓「ナボナ」で有名な老舗の亀屋万年堂をグループに迎え入れた、山梨県の甲府市に本社をかまえる「シャトレーゼ」という会社がある。

 

フランチャイズを中心に国内に約640店を構え、その数は回転寿司チェーン大手の「スシロー」に肩を並べる。

 

なので、ご近所に一件くらいはあるのでは。

 

シンガポールや香港など、海外でも9つの国・地域に約120店を展開。

 

売上高は10年前の2011年度は400憶円だったが、2021年度は900憶円を見込む。

 

スイーツ市場全体の規模は近年、横ばい傾向が続いているが、シャトレーゼはこの10年あまり急拡大を続けてきたわけだ。

 

「お菓子のユニクロ」

 

味に一定のこだわりを持ちつつ、抑えた価格を打ち出す自社企画・自社販売の商品戦略は、いつしかそんな風に呼ばれるようになった。

 

出店は郊外が中心で、駐車場も設ける。

 

駅前などと違って競合が少なく、土地代も安く済む上、車で訪れる客は購入点数も多いとみるからだ。

 

そんな伸び続ける会社、シャトレーゼを半世紀以上に渡って指揮してきたのが斉藤寛会長。

 

勝沼のブドウ農家の長男として生まれ、弟が地元で創業した焼き菓子店を引き継ぎ、20歳でこの世界に入った。

 

他店の5分の1の値段にした「10円シュークリーム」がヒットし、発祥の焼き菓子店「甘太郎」から洋風の「シャトレーゼ」に名前を変え、会社は大きくなっていった。

 

今と違い、作った菓子の販売店はスーパーなどの小売店が中心だった。

 

ところが、当時の山梨県甲府市に新工場を立ち上げた矢先、営業を仕切っていた弟が急逝。

 

さらに、工場長も亡くなり、旧工場のあった勝沼のパート従業員たちが通勤に不便だと離職したことも重なって、売り場からシャトレーゼの菓子が減っていった。

 

そこで着想したのが、今に繋がる自社販売。

 

プレハブの直売所を甲府市内に設けると、どこから来るのかってくらいお客様が来た。

 

すぐに千葉県の国道沿いにフランチャイズ店を出した。

 

その盛況ぶりを見て、あちこちから出店の要望が来るようになった。

 

斉藤氏は今でもまだ、店舗を3倍にする余地はあると見ている。

 

さて、そんなシャトレーゼだが、上場はしていない、非上場。

 

ただ、実は10年ほど前、株式上場を考えたことがあるとのこと。

 

斉藤氏は「昔の人間で、上場して一人前の会社になるという感覚があった」ということで、幹事の証券会社も決めて準備を進めたが、直前でやめてしまった。

 

なぜか。

 

優先すべきは株主の意向よりも顧客、取引先、そして従業員との思いを新たにしたから。

 

今も上場は頭にないと言う。

 

なので、上場については、当分ないだろう、少なくとも斉藤氏が実権を握っているうちは。

 

ただ・・。

 

創業者の強いリーダーシップのもとで波に乗ったオーナー企業が、創業者が完全に退いた後、会社のカラーがガラッと変わり、優先すべきは株主の意向となって、拡大路線へというのはよくある話で。

 

そして、その創業者である斉藤氏は2022年3月には88歳、そろそろのんびり隠居生活をされたい頃かもしれなくて。

 

ってことは・・。

 

近い未来に、ない話では全然ないかもしれない。