株損益概算(前日比)
持ち株無し中。
株式相場
「コロナウイルスは感染力が強くないから、少し落ち着けば株価はすぐに上がる」って考えてる人があまりにも多すぎるから、まだまだ上がらないかも。
雑談
株取引をしている人の中には、高配当銘柄のみを買い、買ったら基本的には売らないというスタンスの人たちがいる。
将来的には株の配当金のみで生活するという夢を持っている人たちだ。
老後やセミリタイア後に配当金だけで暮らしている、キラキラしたイメージが既にできあがっているかもしれない。
外国株も含めて、連続増配銘柄を特に好み、高配当でかつ業績の良い、いわゆる優良株を厳選して投資する。
ただ、銘柄選びを間違えると大けがをしかねないので、相当な勉強量に裏付けられた銘柄選定力が必要になる。
ところで、この「高配当株投資法」を行っている人たちには、ある1つの確固たる考えがある。
それは。
「株というものは長期的に見れば右肩上がり」
正しい正しくないかは別にして、こう考えなければ、この投資法は成り立たない。
何年後・何十年後であっても、売るときに買値からとんでもなく下がってしまっていたら、元も子もないわけで。
しかし。
もし万一、その大前提が崩れてしまったとしたら。
つまり、日経平均株価が右肩上がりではなく、右肩下がりになってしまったとしたら。
日経平均株価が何年も上昇を続けた後の1度や2度の大暴落くらいであれば、この人たちは余裕でこう言うだろう。
あー、久しぶりに大きく下げたな。正直、嬉しい。安く買い増せるチャンスだからね。これからも下げたら、ただ粛々と買い増すだけ!
それでは。
この下げが一過性のモノではなく、ずっと続くとしたら。
例えば。
2020年1月に起きたコロナウイルスショックが「終わりの始まり」だとして、この先、日経平均株価が5年間ひたすら下がり続けたとしたら。
考えるだけで恐ろしいが、ありえない話ではない。
ここまで何年も上昇してきたわけだから、逆もあるわけで。
もう買い増す余力もなくなり、後はただひたすら耐えるしかなくなってしまう。
もっとも、「株というものは長期的に見れば右肩上がり」はやはり正しい考え方で、5年間下がり続けた後、次の5年間は上がるかもしれない。
しかし、その上がり始めたときには、配当金生活を夢見た人のほとんどは「高配当株投資法」をやめているだろう。
なぜか?
含み損が毎日どんどん増えていく生活に、耐えられなかったはずだから。
この精神的ストレスは相当なもので、配当金を定期的にもらってるくらいでは何の心の支えにもならない。
何が言いたいかといえば。
夢の配当金生活に最も必要なのは、高配当でかつ業績の良い優良株を選び出す銘柄選定力ではなく、悪夢のような含み損生活に耐える精神力かもしれない。