【休場日不定期投稿】
GW前で個別株が全く動かず、市場は閑散、買いたい銘柄がない。
さらに、4月末ということで魅力的な「株主優待」もないから、優待取りとしての買いたい銘柄もない。
こんなとき、こんな風に考える株式経験豊富な投資家がいる。
「せっかくお金が手元にあるのに、どこにも投資しないのはもったいない!何かに投資をしなければ!」
「もったいない!」って言っても、長期連休前なんて危険なのに・・・。
「何かないか?何かないか?」
「あった!!」
「IPOだ!」
「GW3日前に1社、GW2日前に2社の合計3社が新規上場する」
「これだけ市場が閑散ならば、必然的に値動きが激しい新規上場銘柄に資金が集中するのは間違いない!これはイケる!」
って、さすがにありえない!勝てるわけない!
なぜか?
明らかにみんなが狙ってくるポイントだから。株はいつも多数派の考えが損する側だから。
そう、そんなことは分かっている。
実は、株式経験豊富な投資家は、何となく損するかもしれないと分かっている。
分かった上で買っているのだ。
なぜ敢えて買うのか?
潜在的に「最悪負けたとしても、株で興奮できればそれでいい」と考えてしまっているから・・・。
悪い慣れ方だ。
IPO3社の結果はというと、言うまでも無い。
2社はぼろぼろ、1社もしょぼしょぼ。
これは結果論ではなく、かなり高い確率でこうなることは分かっていた。
「常にお金を動かしていないともったいないという思考」と「最悪負けても興奮できればそれでいいという思考」を持つ"株熟練者"のお金はいつまでもたっても貯まらない。